春日大社へ参拝!石灯篭や自然が豊富な境内に癒される|奈良公園めぐり①

お正月休みに、奈良県にある「奈良公園」へ観光を兼ねたウォーキングに行ってきました。

多くの観光名所があるところなので、渋滞や人混みを避けるため、明け方に出発し、朝一番に春日大社(かすがたいしゃ)の駐車場へ。

車はそのまま移動せず、東大寺や興福寺などまで夫婦で歩いて観光巡りをしたのですが、思ったより広くて最終的には11km以上のウォーキングとなり、足がパンパンに(笑)

多くの鹿に囲まれながら、途中で餌やり体験をしつつ、久しぶりの奈良公園を満喫してきました。

運良く渋滞にも巻き込まれず、ある程度人混みを避けて観光することができたので、どのようなコースを回ったのか、また、道路の渋滞状況はどうだったのか、などを現地で撮影した写真を交えながら、複数回に分けて順番に紹介していきます。

今回は最初に訪れた春日大社について。

これから初めて車で奈良公園めぐりへ行かれる方の参考になれば幸いです。

こちらの記事は、奈良公園めぐり1記事目となります。

※1記事目(春日大社散策) (当記事)
※2記事目(鹿とのふれあい&東大寺散策)
※3記事目(二月堂~国立博物館~興福寺など)

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目次

春日大社について

春日大社(1)マップ

奈良公園の観光名所で行きたい場所を夫婦で話し合ったところ、最初の訪問場所は、奈良公園に接していて駐車場の開場時間が一番早い「春日大社」となりました。

春日大社は「世界遺産」に指定されており、全国にある春日大社(約3000社)の総本社となっています。

創建は奈良時代の初めという説もあるようですが、春日大社の公式サイトには、奈良時代の神景雲2年(768年)に神山である御蓋山みかさやま(春日山)の麓に御本殿が造営されたと記されています。

春日大社 開門時間 拝観料

【御本殿(大宮)参拝所
・拝観料:無料
・3~10月:6:30~17:30
・11~2月:7:00~17:00
※お札・お守り・御朱印等は通年9:00~

【御本殿特別参拝
・拝観料:500円
(令和6年10月1日より700円)
・9:00~16:00
※時期により拝観不可の場合あり

※他参拝時間等、詳細は公式サイトにてご確認ください
春日大社公式サイトへ
「トップページmenu&search春日大社について基本情報」と進むと、開門時間や拝観料・駐車場料金等の詳細を確認できます。

奈良観光本

春日大社駐車場について

なるべく人のいない時間帯に写真撮影をしたかったので、朝7時30分頃に春日大社の駐車場へ到着。

まだ車は数台しか止まっていない状態で、人影もまばらです。

この駐車場内にあるトイレには、併設して「外貨両替」のできるコーナーが設置されています。

さすが、世界遺産に登録されている場所ですね。

▼外貨両替コーナー

春日大社(2)外貨両替機

このトイレの反対側には「春日大社国宝殿」があるのですが、早すぎてまだ空いていませんでした。^^;

ちなみに「春日大社国宝殿」の開門時間は10時から17時までとなっています。
(入館は16:30まで)

▼春日大社国宝殿

春日大社国宝殿
【春日大社駐車場情報】
  • (開場時間)
    3月~10月 7:30~17:00
    11月~2月 7:30~16:00
  • (駐車料金)1,000円
  • (駐車可能台数)100台

私達夫婦は、お正月三が日を過ぎてから行ったので、春日大社の一番近くにある駐車場に止めることができましたが、公式ホームページ内に

混雑状況や時期、祭典の都合によっては、祈祷者専用(七五三・お宮参り等)及びバス専用になり、一般車の駐車をお断りする場合があります

との記載があるので、観光へ行かれる時期によっては、奈良公園周辺にある他の有料駐車場に止めることになる場合もありそうです。

▼春日大社駐車場▼
(Google Map)

当日の奈良公園めぐりルート

春日大社の駐車場から実際に歩いたコースは、下記の通りです。

青文字の部分は「公式ホームページ」へのリンクが貼ってありますので、ご興味のある方はご覧ください。

春日大社

途中で鹿の餌やり
(東大寺まで徒歩で約20分)

東大寺大仏殿

東大寺二月堂

東大寺ミュージアム

奈良国立博物館

興福寺

春日大社駐車場へ

※注意※
これだけ歩くとかなり疲れます。^^;
スマホのアプリで「11.47km」となっていたので、もし同じコースを歩かれる場合は、「歩きやすい靴」で出かけることを強くオススメします。

全ての散策先について1記事で紹介しようと思ったのですが、あまりに長くなるので、今回の記事では始めに訪れた「春日大社」について、実際の写真を交えて紹介していきます。

【我が家の失敗談】

春日大社の「特別参拝」は「9時からの開門」だったのですが、朝8時過ぎには春日大社から東大寺など、他の散策場所にでかけてしまい、特別参拝の開門時間に気が付かないまま帰宅してしまいました(泣)

特別参拝でのみ見ることができる国宝の「御本殿」や重要文化財などがあるので、もし見学希望の方は、開門時間内に見学できるよう、散策めぐり時は気を付けて下さいね。

朝一番の春日大社は空気もきれいでゆったり参拝できる

奈良公園散策の出発地点である春日大社の駐車場から春日大社本殿へ向かって歩いていくと、シカに関する注意看板を発見!

奈良公園のシカは、神の使いとして大切に扱われており、「神鹿」と言われています

▼シカの注意看板

春日大社(4)鹿看板

「現在、シカ発情期、危険!」

だそうです(汗)

餌やりを楽しみにしてきた私は、ちょっとドキッ!

はい、気を付けます。

先へ進むと、早速シカとの遭遇です。

まだ餌を買っていないので、写真だけパチリ♪

春日大社(5)鹿

しばらく歩くと、「二之鳥居」と「世界遺産碑」が見えてきました。

二之鳥居と世界遺産石碑

春日大社(6)鳥居と石碑
二之鳥居
春日大社(7)世界遺産石碑
世界遺産石碑 春日大社

祓戸神社はらえどじんじゃ伏鹿手水所ふせしかのてみずしょ

二之鳥居をくぐると左手に「祓戸神社はらえどじんじゃ」が現れます。

春日大社本殿へお参りする際は、

祓戸神社のすぐ横にある伏鹿手水所ふせしかのてみずしょで身を清めてから、祓戸神社をお参りして罪や穢れを取り払った上で、春日大社本殿のお参りをする

というスタイルが正式な作法とのことです。

春日大社(8)祓戸神社
祓戸神社
春日大社(9)伏鹿手水所
伏鹿手水所

参道に立ち並ぶ灯籠

春日大社本殿へ向かって歩いていくと、左右に沢山の石灯籠が立ち並んでおり、ここ春日大社には、石灯篭が約2,000基・釣灯篭が約1,000基の合計約3,000基の灯籠があるそうです。

春日大社(10)灯篭

しばらく歩いていると、春日大社南門が見えてきました。

春日大社南門と出現石

春日大社(11)南門

春日大社南門前には、太古の昔、神様が降臨されたとされる「出現石」があります。

▼春日大社南門前にある出現石

春日大社(12)出現石
春日大社(13)出現石説明

春日大社南門をくぐると、左手に「林檎の庭」、正面に参拝所が現れます。

▼春日大社境内案内図▼

春日大社HPより境内地図

※春日大社HPより地図のダウンロードができます
春日大社公式サイトへ
「トップページmenu&search各種資料・MAPダウンロード」と進むと、境内案内図のPDFデータをダウンロードできます。

春日大社 参拝所

春日大社(14)参拝所

お正月の三が日を過ぎた早朝だったこともあり、まだ人影はまばらです。

春日大社には多くの重要文化財があり、特別参拝(有料)ができる場所があるので、もし行かれる方はぜひご覧になってくださいね。

前述しましたが、私達夫婦は目の前にあるにも関わらず、気が付かずに帰るという大失態をしましたので。^^;

社頭の大杉

参拝所の左手には、「社頭の大杉しゃとうのおおすぎ」と呼ばれている高さ約25メートル・幹回りは約8メートルにもなる樹齢約800年~1000年の杉の大木がそびえ立っています。

春日大社(15)社頭の大杉

柏槙ビャクシン

「社頭の大杉」のさらに奥に目を向けると、重要文化財にも指定されている「直会殿なおらいでん」という建物があり、その屋根を突き抜けて立っている樹齢約500年の「柏槙ビャクシン」を見ることができます。

当日は気が付かなかったのですが、今回記事を書くにあたり、色々調べていてわかりました。

先程の写真に写っていたので、「柏槙」を拡大!

春日大社(16)柏槙

本当に屋根を突き抜けていますよね!

これ以上大きくなったらどうするのかしら(^^;

釣燈籠と西回廊

「社頭の大杉」を通り過ぎ、厄払いのお守りを買ってさらに歩いていると、西回廊と直会殿の間に沢山の釣灯籠が吊り下げられているのを見つけました。

春日大社(17)釣燈籠
西回廊と直会殿の間にある沢山の釣灯籠
春日大社(18)西回廊
西回廊

2月には「節分万燈籠」、8月には「中元万燈籠」という行事があり、その際には境内にある全ての灯籠に灯りがともり、幻想的かつ神秘的な雰囲気に包まれるそうです。

ここ数年はコロナ感染症に伴い、万燈籠の一般参拝不可となっているようなので、もし万燈籠を見に行きたい場合は、事前に春日大社の公式ホームページを確認してからお出かけくださいね。

春日の一言主神社ひとことぬしじんじゃ」と思ったら…

参拝が終わったので、春日大社の駐車場へ向かって歩いていると、「春日の一言主神社ひとことぬしじんじゃ」という看板を発見。

▼春日の一言主神社 看板

春日大社(19)春日の一言主神社看板

看板には、

真心こめて一つだけお願いすれば必ず叶えてくださいます

との表記が。

「これはお願いしなくては!」

と夫を引き止め、真剣に一言お願いをしてきました。

ところが、ここでも大失態!記事を書いていて、今気が付きました(汗)

私がお参りした神社はこちら↓

春日大社(20)総宮神社

なんと「総宮神社そうぐうじんじゃ」でした!
(横の立て看板に書いてあるのに気が付かず…(笑))

かつては興福寺境内にあり、移転されてきた神社だそうで、合計9つの神様をお祀りしているとのこと。

その中でも特に「住まい」の神様として知られている神社だそうです。

看板にある「一言主神社」はさらに奥に入った所に建っています。

本物はこちらです。

▼ 一言主神社 ▼
(グーグルストリートビュー)

いい加減すぎる、自分に呆れてものが言えません。

これでは全くご利益はありませんね^^;

ちなみに一言主神社の場所をグーグルマップで見るときは、上記画像左上の「Googleマップで見る」をクリックしてくださいね。

春日大社の参拝も終わり、次の場所へ移動しようと春日大社の駐車場へ付いたのですが、グーグルマップで東大寺までの距離を確認したところ、

  • 春日大社から東大寺大仏殿まで、徒歩約20分

という短さだったので、車は春日大社に止めたまま、歩いて東大寺へ向かいました。

ここまでで3,000文字を超えているので、この続きは別記事にて紹介します。

春日大社の神社巡りについて

別途有料になりますが、春日大社では、日本で唯一夫婦の大国様をお祀りしている「夫婦大国社めおとだいこくしゃ」を含めた十五社をめぐる生涯安泰祈願の「若宮十五社めぐり」

▼夫婦大国社[若宮十五社めぐり受付場所]
(グーグルストリートビュー)

開運招福を願う「水谷九社めぐり」、運気上昇を願う「春日五大龍神めぐり」をされる方も多いようです。

▼ 水谷みずや神社[水谷めぐり第4番納札社] ▼
(グーグルストリートビュー)

受付場所などは

  • 「若宮十五社めぐり」
    受付:夫婦大国社
    受付時間:9時~15時
    初穂料:1,500円
  • 「水谷九社めぐり」
    受付:御祈祷所
    受付時間:9時~15時半
    初穂料:1,500円
  • 「春日五大龍神めぐり」
    受付:夫婦大国社
    受付時間:9時~15時
    初穂料:1,200円

となっています。
(2024年8月時点)

夫婦円満を願う方、ご興味のある方は、神社めぐりをされてみてはいかがでしょうか。(^^)

奈良公園めぐりの渋滞回避プチ情報

今回、我が家は春日大社の駐車場へ止めたまま、歩いて奈良公園めぐりをしました。

混雑状況や時期、祭典の都合によっては、祈祷者専用(七五三・お宮参り等)及びバス専用になり、一般車の駐車禁止となることもあるそうです。

朝7時半ごろに春日大社に到着後、奈良公園めぐりもして、春日大社の駐車場へ13時過ぎに戻ったのですが、東大寺方面から春日大社へ向かう車の渋滞がとてもひどい状態に。

逆に、春日大社から出ていく車は少なく、帰りの高速道路入口(天理インター)まで渋滞に巻き込まれることなく帰宅できました。(逆は大渋滞でした)

そのため、もし春日大社と奈良公園の両方を巡りたいと思っている方は、

  • 我が家のように朝一番に春日大社の駐車場に止めて参拝し、あとは歩いて奈良公園の散策をする
    (一般車両駐車可能な時期かどうかの確認は忘れずに)
  • 奈良公園各地にある駐車場に止めて、あるいて春日大社などを含めた奈良公園散策をし、帰宅時は進行方向が春日大社方面にならない道を選んで帰宅する

ことをオススメします。

春日大社の人混みを避けたいなら朝一番の参拝がオススメ!

今回は夫の突然のお出かけ希望で、情報収集不足のまま数年ぶりの奈良公園訪問となりました。

一日であちこち見て回ろうと欲を出したものですから、とにかく見たい観光地をピックアップし、それぞれの場所の深掘りをしないまま散策となったので、メイン建築物の見学&ウォーキングという旅行に。

さらに、記事を書いていて神社の間違いに気が付くという、情けない状態となりましたが、これから参拝される方にとって、お役に立てる情報となれば幸いです。(笑)

こちらの記事は、奈良公園めぐり1記事目となります。

※1記事目(春日大社散策) (当記事)
※2記事目(鹿とのふれあい&東大寺散策)
※3記事目(二月堂~国立博物館~興福寺など)

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