前回の記事では、渋滞回避のために広島駅から公共交通機関を利用して宮島まで移動した体験談や、広島駅・宮島口駅周辺の駐車場情報、交通機関のお得情報などについて紹介しました。
今回の記事では、我が家の具体的な宮島観光ルートや、宮島の厳島神社で撮影した「満潮時・干潮時」の写真などを紹介していきます。
これから初めて厳島神社に行こうと思っている方が旅行プランを立てる際の参考になれば幸いです。
こちらの記事は、広島旅行の2記事目となります。
※1記事目(宮島への行き方と注意点ほか)
※2記事目(厳島神社と大鳥居について) (当記事)
※3記事目(宮島の大願寺について)
※4記事目(宮島ロープウエーについて)
※5記事目(宮島の大聖院について)
※6記事目(宮島の千畳閣&五重塔について)
※7記事目(番外編・宮島食べ歩きについて)
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【 宮島周辺 】
- ホテル宮島別荘
(宮島桟橋より徒歩1分) - 宮島コーラルホテル
(宮島口フェリー乗り場まで徒歩約30秒) - グランヴィリオホテル宮島 和蔵
(JR宮島口駅より約1Km)
(JR宮島口駅~ホテル間 無料送迎バス運行有り)
【 広島原爆ドーム周辺 】
- リーガロイヤルホテル広島
(原爆ドーム徒歩約5分・広島バスセンター隣接) - ホテルグランヴィア広島
(JR山陽新幹線 広島駅直結) - 広島グランドインテリジェントホテル
(JR広島駅南口[地下道8番出口]より徒歩約5分)
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我が家の宮島観光ルートと実際にかかった時間
中部地方からはかなり遠い広島県の「宮島」ですが、世界遺産に登録され、「日本三景」の1つと言われるだけあり、本当に見事な景観でした。
今回、宮島めぐりをするにあたり、1記事目にも紹介しましたが、まずは観光予定日の潮汐を確認。
潮位の目安は、
- 大鳥居まで歩いて行ける
⇒ 潮位100cm以下 - i厳島神社が海に浮かんで見える
⇒ 潮位250cm以上
と言われており、最初は、5月1日(月)に行こうと思ったのですが、この日は潮位100cm以下になる時間がなく、大鳥居まで歩いて行けないことがわかり、断念。
※参考(宮島観光協会)※
⇒「嚴島神社&大鳥居で干き潮・満ち潮を楽しむ方法を3分マスター!中1レベルで解説」
⇒「年間潮汐表」
GW前半で、
「大鳥居まで歩いていけて、海に浮かんで見える状態を1日で見ることができる日」
を探したところ、5月2日(火)が該当したので、観光プランを1日ずらしました。
2023年5月2日(火)の潮位
[この日は中潮]
- 満潮 7:45 302cm
- 干潮 13:59 88cm
※当日、13時の潮位が「104cm」予想だったのですが、海水が完全に引いてはいなかったものの、12時半頃には既に大鳥居まで歩いていける状態でした。
宮島は広いので、すべてをしっかり見て回るのは大変ですが、潮位の時間を考慮しつつ、旅行プランを練り直し。
下記が、実際に見て回ったルートとトータルの滞在時間です。
【観光ルート】
- 宮島桟橋前広場
- 厳島神社(満潮時)
- 大願寺(外観撮影のみ)
- 宮島ロープウエー(行き)
- 獅子岩展望台(弥山山頂は行かず)
- 宮島ロープウエー(帰り)
- 大聖院
- 大鳥居(干潮時・歩く)
- 千畳閣
- 五重塔
- 表参道商店街
- 宮島桟橋前広場へ戻る
【滞在時間】
- 7:15~14:35(7時間20分)
もう二度と来れないかもという思いが強すぎて、少々張り切りすぎました^^;
次は実際の写真(厳島神社関係のみ)とともに、プチ情報も交えてお伝えしていきます。
宮島や厳島神社についての歴史等は下記をご参照ください。
※宮島の地図⇒「宮島観光協会 宮島観光案内地図」
※宮島の歴史⇒「宮島観光協会 宮島の歴史」
※厳島神社の歴史⇒「厳島神社 御由緒」
宮島桟橋前広場から厳島神社へ
宮島桟橋前広場で3つの石碑の撮影後、いよいよ宮島観光の一番の目的地である厳島神社へ向かいます。
有之浦沿いの道を散策しながら御笠浜に向かって歩いていくと、
▼有之浦から見える大鳥居▼
途中にスタバを発見!
▼スターバックス▼
まだ、朝の7時台なので、どのお店も開店していません。(笑)
我が家は、お昼時の大混雑を予想して、念のため「おにぎり、飲み物」などを前もって購入してから宮島に。
道なりに進むと、明治時代に建立されたという「石の鳥居」が見えてきました。
▼石の鳥居▼
「石の鳥居」前で一礼し、しばらく歩くと、左手にお手洗いが見えてきます。
宮島内には、要所要所にお手洗いの設置があるので、心配することはないとは思いますが、9時以降はフェリーの「大鳥居便」の運行が始まるので、観光客が激増するはず!
そのため、お手洗いの場所確認は欠かせません(笑)
さらに進むと、灯籠が見えてきます。ここで忘れ物発見!
写真に写っているのですが、何の忘れ物かわかりますか?
▼灯籠に忘れ物▼
そういえば、昨年某所でも同じものが忘れられていたなぁ(笑)
正解は「めがね」です。
このあとかなり視界が悪くなったはずなのですが、大丈夫だったのかしら?
▼眼鏡の忘れ物▼
ちょうど満潮の時刻になってきました!
(5/2満潮 7:45 302cm)
まだ少し離れていますが、御笠浜から日本三大鳥居の1つである厳島神社の大鳥居が見えてきたので、記念撮影。
▼5/2の満潮時ごろの大鳥居▼
2019年6月から「令和の大改修工事」が始まり、約3年半ぶりの2022年12月18日に完成を祝う「竣工清祓式」という神事が行われたそうです。
青空に大鳥居の朱色が見事に映えています!
海上に浮かぶ厳島神社も記念に撮影。
▼5/2の満潮時ごろの厳島神社▼
ようやく厳島神社の入口(東側)にたどり着きました。
厳島神社参拝
厳島神社入口の左右にある石灯籠の笠部分にカラスの像があったようなのですが、私は気が付かずに通り過ぎてしまいました。
もしこれから行かれる方は、ぜひ入口にある石灯籠のカラスの像にも注目してみてくださいね。
※参考
⇒宮島観光協会「厳島神社御鎮座の話」
(神鴉[おがらす]について)
▼厳島神社 入口▼
【昇殿料】
- 大人:300円
- 高校生:200円
- 中小学生:100円
【宝物館との共通券】
- 大人:500円
- 高校生:300円
- 中小学生:150円
※宝物館も見学予定の方は、共通券を購入してください
(宝物館は厳島神社出口を出て正面にあります)
※詳細は下記へ
⇒厳島神社公式ページ「拝観施設及び料金」
入口で昇殿料を払い、手水所にて身を清めます。
いよいよ厳島神社へ入っていきます。
まだ人が少ないので、厳かな雰囲気。
左手に参拝順路マップがあるので、手に取り、お清めを行って中へ。
▼参拝順路マップ▼
▼お清め▼
回廊の床は、潮の満ち引きを考え、床板には「目透し」という隙間があり、満潮時に海水が下から床を押し上げてくるのを弱める働きをしているそうです。
そのため、ヒール等での参拝は危険ですので、歩きやすい靴で参拝されることをオススメします。
▼床板の目透し▼
入口から少し進むと、左手に「客神社」が現れるので、神社の向かい側にある「祓所」でお祓いをしてから客神社のお参りをします。
▼祓所▼
▼客神社(まろうどじんじゃ)▼
そのまま回廊を進んでいくと
左手に干潮時のみ見ることができる鏡の池があるのですが、私が見た時間は満潮時だったので見ることができず。
ちょうど干潮時に参拝された時は、ぜひ見てみてくださいね。
さらに進むと、大鳥居が見えてきたので、記念撮影。(東回廊での撮影スポット)
▼東回廊から見える大鳥居▼
東回廊を抜けると、本殿、授与所、高舞台に到着。
授与所には、おみくじやお守りも。
高舞台は、過去のG7外相会合でも舞楽を鑑賞された場所で、2023年5月のG7広島サミットでも各国首脳が訪問し、舞楽鑑賞が行われました。
▼高舞台(たかぶたい)▼
この高舞台を正面として左手には五重塔が見え、
▼客神社(まろうどじんじゃ)と五重塔▼
高舞台の後ろを見ると「火焼前」があり、そこから「大鳥居」と「青銅製灯篭」を一緒に眺めることができます。
▼火焼前から見た大鳥居と青銅製灯籠▼
▼大鳥居UP画像▼
実は、ここ「火焼前」での撮影は、大鳥居を正面から撮影できる一番の人気撮影スポットとなっており、行列ができます。
今回は8時頃に到着し、まだ人が少なかったのでそれほど時間もかからず撮影ができました。
余談ですが、そういえば、ここでとても綺麗な若い女性が「写真撮りましょうか?」と声をかけてくださり、息子と二人で撮っていただいたのですが、撮影後は、私が女性の記念撮影をすることになりまして。
その時の撮影アングルの指示がもう手慣れたもので、実際に景色をパシャっと撮影してその画面を見せ、
「ここに私が入る感じでお願いします」
「横向きも…」
「手に大鳥居が乗る感じで…」
などなど、次々とアングルの指示が!
あの女性は、もしかすると有名なインスタグラマーか何かだったのでしょうか?
本当に綺麗な方だったので、とっても気になるわ~^^;
「インスタグラマーの方ですか?」
と聞けばよかったわ(笑)
無事撮影を終え、次は西廻廊へ。
▼西廻廊▼
西回廊を歩いて行くと、正面に大国神社と天神社があったのですが、視界に入った見事な反橋(そりばし)に目を奪われ、立ち寄ることを忘れてしまいました(笑)
ほんと、よく見忘れます^^;
▼反橋▼
西廻廊からは、国内で唯一海上に浮かんでいる「能舞台」を見ることができます。
▼能舞台▼
今回は、中潮の日で、満潮から40分近くたった状態だったこともあり、能舞台の場所にはほとんど海水がない状態でした。
厳島神社出口を出て西松原へ
出口を出ると、ちょうど隙間からも五重塔が見えたので、記念撮影!
▼出口を出て左から見える五重塔▼
厳島神社出口の右手には、清盛神社へと続く、西松原が。
▼西松原▼
この右手に砂浜があり、砂浜から見える大鳥居や厳島神社を撮影する人がチラホラ。
▼西松原から見た大鳥居▼
(満潮から45分ほど経過した状態)
▼西松原から見た厳島神社▼
(満潮から45分ほど経過した状態)
このあと、大鳥居まで歩いていけると言われている「潮位100cm(13時過ぎ)」になるまで約4時間あったので、先にロープウエーに乗りに行ったり、他の観光名所を巡ったりしました。
※後ほど、ロープウエーやその他観光場所の記事も公開予定です。
干潮時の厳島神社と大鳥居
厳島神社参拝後、大願寺や宮島ロープウエイ、大聖院を参拝し、少し早めの12時30分過ぎに、再び戻ってきたところ、既に大鳥居まで歩いている観光客や修学旅行生が沢山!
潮が引いて、朝とはまた違った景観を見ることができました。
先程紹介した写真と同じ場所で取った「潮が引いた時の厳島神社」と「海側からの厳島神社」です。
▼西松原から見た厳島神社▼
(干潮の30分ほど前の状態)
大鳥居へは、厳島神社西側の西松原側、または、厳島神社東入口近くの両方から下りられます。
今回、一番楽しみにしていたのが「歩いて大鳥居まで行くこと」。
いざ近くまで行ってみると本当に大きい!
- 高さ:約16m
- 横幅:約24m
あるそうです。
大鳥居には、表(沖側)と裏(社殿側)で、扁額の文字が異なります。
扁額の大きさは
- 縦:2.6m
- 横:2.45m
- 重さ:約150kg
あるそうです!
▼大鳥居 扁額 表(沖側)▼
▼大鳥居 扁額 裏(社殿側)▼
神社の扁額は、通常表側のみなのですが、「どうして2つ?」と疑問に。
色々ネットで検索してみたところ
「時代とともに名前が変わり、最初は伊都岐島神社と言われており、のちに厳島神社と変わった。」
とのこと。
また、大鳥居の柱の大きさにもビックリ!
これが海に埋まっているわけではないと知って、さらに驚きました。
先人の知恵は素晴らしいですね。
大鳥居の見学を終え、途中にある飛び石を渡って対岸へ。
このあと、家族で千畳閣・五重塔を拝観し、食べ歩きができる表参道へ向かいました。
▼広島旅行で参考になった観光本
るるぶ広島 宮島 尾道 しまなみ海道 呉’25
厳島神社は満潮・干潮の両方を見ることができる日を選ぼう
かなり遠かった厳島神社ですが、お天気にも恵まれて、とても思い出に残る旅となりました。
これから厳島神社へ行かれる方は、暑い時期は避けていかれたほうが良いかもしれません。
私達家族はゴールデンウィークに行ったのですが、最高気温が24度程度でも、歩いていると汗ばむくらいでした。
風の通りがあまりない場所もあったので、暑さに弱い方は、真夏を避けて観光されることをオススメします。
この記事が、これから厳島神社への旅行プランを立てる方にとって、少しでも参考になれば幸いです。
この日我が家は、食事が美味しいことでも有名な「リーガロイヤルホテル広島(楽天トラベルへ)」に宿泊。
このホテルは、「原爆ドーム」のある「平和記念公園」が徒歩圏内のため、翌朝ホテルの駐車場に車を止めさせていただいたまま原爆ドーム等を見に行くことができ、車の移動の必要がなかったので大変助かりました。
※宮島観光 次の記事
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※宮島観光 前の記事
>>宮島の厳島神社への渋滞回避方法!具体的な行き方&出発前に必ず確認すべきこととは?|広島旅行(宮島)①
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