「富士山・五重塔・桜」という日本の美を象徴する景色が楽しめる、山梨県富士吉田市にある新倉山浅間公園。
いつか行ってみたいと思っていたのですが、我が家からは日帰りでは難しいため、近くの道の駅で車中泊。
桜まつりの終わりかけの時期ではありましたが、ようやく訪れることができました!
SNS等で見かける「絶景スポット」としての評判も高く、実際にどんな景色を見ることができるのか、スマホカメラを片手に、ワクワクしながら公園へ。
絶景を見ることができる展望デッキまでへ行くには、 「三國第一山 新倉富士浅間神社」参拝後に、398段の「さくや姫階段」を上っていくので、ちょっとした運動にもなります(笑)。
(階段が大変な方用に、坂道もあります)
それでは、入口から順番に、実際に歩いた道のりとともに詳しくご紹介していきます!
2025年 桜まつり開催予定期間
\ 4月1日(火) ~ 4月18日(金)まで /
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桜まつり開催時期とおすすめの臨時駐車場

(富士五湖周辺 桜情報などの掲載あり)
第10回 新倉山浅間公園
「桜まつり」について
- 所在地:
〒403-0031
山梨県富士吉田市浅間2-4-1 - 駐車場:
公園駐車場利用不可。臨時駐車場へ。 - 開催期間予定:
4月1日(火) ~ 4月18日(金)まで - 展望デッキの予約制:
2025年度もなし - 展望デッキが混雑している場合:
約5分で約70人交代制 - 展望デッキ禁止事項:
飲食・三脚等・一定の場所を占拠する行為 - ゴミは持ち帰る
※桜まつりの最新情報参考ページ
(日々更新されるので、訪問前にも確認を)
>>富士吉田市観光ガイド「富士吉田 旅の特集」ページ
>>富士吉田市観光ガイド「第10回 新倉山浅間公園 桜まつり 情報」ページ
服装:風が吹くとまだ肌寒く感じるため、ウィンドブレーカーなどの上着をお忘れなく。
靴:長い階段があるので、トレッキングシューズなどの歩きやすい靴を推奨。
飲物:自販機はありますが、大混雑時期は売り切れの可能性があるため持参がオススメ。
クマよけの鈴など:近隣でクマの目撃情報があるとのことです。
桜まつり開催中は、新倉山浅間公園の専用駐車場は利用できなくなるため、「臨時駐車場」が解放されますので、そちらへ止めることになります。
2024年度の臨時駐車場料金は普通車1,000円でした。

我が家は「臨時駐車場」となっていた富士吉田市の「下吉田第二小学校グラウンド」に朝6時半前に停めて、15分ほど歩いて新倉山浅間公園へ向かいました。

臨時駐車場の「下吉田第二小学校グラウンド」では、朝8時からシャトルバスが運行されるようですが、ピーク時の朝8時は、もうすでに展望デッキはかなりの混雑が予想されます。
朝7時前に展望デッキでの見学が終わっているように計画されると、比較的観光客が少なく、写真撮影がしやすいと思います。
ピーク時の口コミの中には、展望デッキ付近で朝7時の時点で1時間待ちとの情報も。
さらにひどかったときは、朝4時の時点で展望デッキが大混雑となり、朝9時半頃には山のふもとまで順番待ちの列が繋がっていたことがあったようです。(*_*;
我が家は、桜まつり期間を過ぎてからの訪問だったこともあり、ピーク時ほど人はいなかったので下記のスケジュールで行動しました。
- AM6:30頃 駐車場出発
- AM6:40頃 新倉富士浅間神社 入口到着
- AM7:10頃 展望デッキ到着
係員の方はまだおらず、展望デッキには海外からの観光客が何組かいる状態。
暫く待ってから記念撮影し、あとはゆっくり散策。
といったスケジュールでした。(前日の強風で、桜はかなり散っていましたが…)
臨時駐車場となっていた下吉田第二小学校グラウンドですが、普段富士山を見ない方にとっては、超おすすめです!
お天気の良い早朝に行くと、校舎のバックにそれは見事な富士山が!
桜まつり見学後、小学校のグラウンドに戻った際に撮影した富士山がこちらです。

絶景なので、ぜひ!
▼下吉田第二小学校グラウンド▼
(臨時駐車場)
※車でのアクセス方法やその他の臨時駐車場の詳細記事はこちら

新倉富士浅間神社へ

三國第一山 新倉富士浅間神社 表参道入口
下吉田第二小学校グラウンドから徒歩15分ほどで、新倉山浅間公園の入口に到着。
新倉山浅間公園は、新倉富士浅間神社の境内のため、まずは表参道入口から新倉富士浅間神社に向かいます。
階段は辛いという方は、左手に坂道があるので、そちらから神社へ向かってください。

我が家も夫がひざに痛みがあったこともあり、今回は坂道を通って神社へ。
右手に赤い鳥居が見えてきました。

約650本の桜がある新倉富士浅間神社は、慶雲三年(西暦706年 飛鳥時代)に創建されたといわれています。
新倉富士浅間神社のホームページには「慶雲三年(西暦705年)」と記載があります。
慶雲三年は西暦で調べたところ、706年でした。
おそらく和歴が正しいかと思いますので、当サイトでは「西暦706年」と記載しました。
表参道入口から階段を上ってきた方は、この鳥居をくぐったあと、ぜひ振り向いてみてください。
お天気が良ければ、鳥居のバックに富士山が見え、下の画像の様な写真が撮影できますよ。
(下記画像は、フリー素材画像です)

私は、坂道を上ってきたので、撮影することをすっかり忘れてしまいました……。残念!
境内の詳しい地図はこちらになります。
引用元:三國第一山 新倉富士浅間神社 境内配置図より
手水舎と作法

表参道入り口から、坂道を5分ほど歩くと神社に到着。
まずは手水舎(ちょうずや)で手と口を清めます。
外国人観光客の方も多いので、念のため作法も載せておきます。
Please use translation software to translate it into your native language.
手水舎は、神様にお参りする前に身を清めるための場所です。

作法はこちら
- 右手で「ひしゃく」を持ち、水を汲む
- 左手に水をかける
- 左手に「ひしゃく」を持ち替え、右手に水をかける
- 右手に「ひしゃく」を持ち替える
- 左手の平に水をそそぐ
- 左手は口に当てたまま、その水を口に含んですすぐ
(直接「ひしゃく」に口をつけない!) - 左手は口に当てたまま、口の中の水を手水舎の周りにある溝部分にそっと吐き出す
(絶対に手水舎の中に吐き出さない!) - もう一度左手に水をかけて清める
- 「ひしゃく」を立て、柄に水を流して清める
- 「ひしゃく」を元の位置に戻す
- ハンカチで口と手を拭く
新倉富士浅間神社 本殿

いよいよ新倉富士浅間神社 本殿へ。右手にあるのは神楽殿です。
ご祭神は、
- 木花咲耶姫命 (このはなさくやひめのみこと)
結びや安産、子宝の神 - 大山祗命 (おおやまづみのみこと)
山岳丘陵の守護神 - 瓊瓊杵尊 (ににぎのみこと)
天照大神の孫で農業の神
の3柱です。
代表的なご利益は
- 安産・子育て
- 縁結び
- 家内安全
- 商売繁盛
- 諸災防除
- 心願成就
などとなっています。
浅間神社といえば、全国に約1,300社あるといわれていますが、その中でも由緒ある神社のひとつです。
浅間神社の総本宮は「富士山本宮浅間大社」で、静岡県富士宮市にあります。

新倉富士浅間神社 本殿の屋根を見上げると、鬼の面がついていました。

これまで参拝した神社では見たことがなかったので珍しいと思い、ネット上で検索したところ
鬼瓦の原形といわれており、新倉富士浅間神社の本殿を守る魔除けのようなもの
という情報が書かれていました。
他の神社では「ハート形の猪目文様」が魔除けの代わりに装飾されていることが多いです。
静岡県
▼秋葉山本宮 秋葉神社にある猪目文様▼
(幸福の鳥居で有名)


子育て神木

新倉富士浅間神社 本殿のすぐ近くに広場があり、その広場には「子育て神木」と呼ばれるご神木がそびえたっています。
塩釜神社

「子育て神木」と同じ境内の広場内に「塩釜神社」もあります。
塩釜神社は、安産・子育て・子授けのご利益があるといわれています。
参拝後、後ろを振り向くと木々の間から富士山が見えており、外国人観光客が様々な角度から記念撮影をしていました。
塩釜神社の右手には、展望デッキへとつながる398段の「さくや姫階段」があり、ここからは坂道ではなく、足を痛めていた夫もゆっくり階段を上っていくことに。
階段が辛い場合は、新倉富士浅間神社 本殿前に戻り、左手にある坂道をご利用ください。
本殿を背にして左手が坂道
右手が塩釜神社や398階段へ
(グーグルマップより)
上のグーグルマップ右手にある高い木は、「子育て神木」です。
さくや姫階段

いよいよ398段ある「さくや姫階段」です。
階段の名前は、新倉富士浅間神社の御祭神「木花開耶姫(このはなさくやひめ)」から命名されたとのこと。
この階段を上ると、忠霊塔や展望デッキへと続きます。
階段の途中、愛宕神社へと続く階段の手前に坂道と接続している場所がありますので、階段を上り始めて、どうしても辛く感じた方は、坂道の方からゆっくり歩いて行ってくださいね。
▼愛宕神社手前にある坂道▼
(グーグルマップより)
愛宕神社

坂道と階段の接続部分から少し階段を上がると左手に「愛宕神社」が見えてきます。
愛宕神社は全国に約900社を数え、火防(ひぶせ=火災除け)と商売繁盛のご利益があるとされており、京都府京都市右京区の愛宕神社が総本社となっています。
参拝後、階段へ戻り、再び展望デッキを目指します。
階段を上りきると、左手に忠霊塔が見えてきました。
忠霊塔

富士吉田市戦没者慰霊塔(通称:忠霊塔)は、明治以降の市内出身戦没者を慰霊するために昭和37年に建てられた五重塔です。

鮮やかな朱色の忠霊塔の周囲には桜の木が植えられており、3月~4月の開花時期には、塔の周りにピンク色の花が咲き誇ります。
忠霊塔からさらに上がった場所に展望デッキがあり、そこからの眺めが「富士山+五重塔+桜」を一度に見ることができるスポットとして世界的に有名になりました。
今回、私が「一生に一度は見てみたい」と思っていた景色がまさにその日本らしい景色です。
いよいよ展望台へと向かいます。
展望台へと向かう桜道といわれている散策路からも富士山の全景写真を撮ることができるので、ぜひ歩いてみてくださいね。
ちなみに、桜道から撮影した富士山はこちらです。

展望デッキ
ついに展望デッキに到着!
今回は満開を過ぎていたこともあり、かろうじて桜の花が残っている状態でしたが、展望デッキからは、「富士山×五重塔×桜」の、まさに「THE・日本の絶景」が広がっていました!

朝7時過ぎの撮影です。
前日に強風が吹いたこともあり、葉桜となっている部分も多かったのですが、なんとかまだ桜が残っている状態で記念撮影ができました!
とってもいい天気!
我が家からは遠かったけれど、これは来てよかった~!!
臨時駐車場に止めた際に絵葉書をいただいたので、そちらをご紹介します。
プロの方が撮影されたであろう満開の時期の絶景写真はこちらです。

やはり全然違います(笑)
この絵ハガキを見ると、桜が満開の時期にいつかリベンジしてみたくなりますね。
2025年1月から始まったコメディドラマ「ホットスポット」のロケ地

我が家は2024年4月に訪れた際、新倉山浅間公園を散策してから、さらに30分弱歩いて「富士山が正面に大きく見える商店街がある」と噂になっていた「本町二丁目」交差点へ。
富士山のプレートが可愛い(^^♪
場所(本町二丁目交差点)はここです
▼ドラマ「ホットスポット」ロケ地▼
(グーグルマップ)
この交差点は、海外からの観光客にも大人気のようで、撮影場所には「注意書きの看板」が付けられていました。

いよいよ写真撮影です。
地元の方にとっては、当たり前の風景かもしれませんが、富士山を見る機会がほとんどない私にとっては、大興奮の景色でした!
撮影した写真がこちらです。

この景色、
凄くないですか?!
思わず、文字を大きくしたくなるほど感動した私です(笑)
新倉山浅間公園から歩くと少し距離がありますが、本当に来てよかった!
海外から来た方は、モデルの様に色々なポーズを取って、何度も撮影していました(^▽^;)
余談ですが、実はこの場所、2025年2月現在も放送中のドラマ「ホットスポット」のロケ地となっていて、毎回のようにここの交差点が映し出されます。
ドラマの内容は「SFコメディドラマ」なので、好みがわかれるとは思いますが、お笑い好きの夫は毎回楽しく視聴しています。
他にもドラマ内に出てくるロケ地が近くにあるので、興味のある方は、ぜひ立ち寄って見てくださいね!
※参考
>>富士吉田市観光ガイド公式サイト「ホットスポット」富士吉田市内ロケ地のご紹介!」
富士山・五重塔・桜が一度に見られる絶景スポットは必見!
今回、新倉山浅間公園を実際に訪れてみて、本当に良かったです。
海外の方に人気の絶景スポットとなるのも納得。
「富士山・五重塔・桜」が一度に見られる絶景スポットは、他にはないのではないでしょうか。
結構な段数の階段がありますが、坂道も整備されているので、自分のペースで展望デッキまで行くことができますよ。
もしこれから初めて行かれる方は、
- お天気の確認をする
- 臨時駐車場の最新情報を確認する
- 朝6時半前には臨時駐車場へ
- 朝7時ごろには、展望デッキへ
といったスケジュールで行動されると、比較的観光客が少ない状態で写真撮影ができると思います。
訪れる際には、「歩きやすい靴・風よけの羽織るモノ・飲物」もお忘れなく!
お時間があれば、「本町二丁目交差点」などにも立ち寄ってみてくださいね。
ぜひ新倉山浅間公園桜まつりを楽しんで来てください(^^♪
2025年 桜まつり開催予定期間
\ 4月1日(火) ~ 4月18日(金)まで /
人気宿 5選
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