お盆休みに家族で長野県の松本市周辺へ。
具体的には、
- 1日目:松本城・安曇野わさび農場
- 2日目:上高地
へ行き、この記事では2日目の「上高地」散策について綴っています。
上高地は登山や観光でこれまでにも数回訪れたことがありましたが、今回の上高地は午前中は天気予報通りの見事な快晴!
標高も1,500m程なので、自宅のある地域と比べると気温が10度ほど低く、「帰宅時の土砂降り」を除けば、快適なハイキングとなりました(笑)
- 上高地ってどうやって行けばいいの?
- 夏はどんな服装で行けばいいの?
- 上高地ってどんなところなの?
など、初めて行かれる方は疑問点が多数あるかと思います。
この記事では、上高地への行き方(駐車場・バスなど)や当日の服装・持ち物、具体的な散策コースや上高地のオススメ撮影スポットなどを現地で撮った写真とともに紹介します。
これから初めて上高地に行かれる方の参考になれば幸いです。
子連れ旅行にも最適なお料理がおいしいと人気の宿3選!
※ホテル名をクリックすると値引きクーポンが豊富な楽天トラベルに移動します
上高地はどうやって行くの?
「上高地」は長野県松本市にある「中部山岳国立公園」で、標高3,000m前後の山々が連なる穂高連峰登山への入り口にもなっています。
上高地へのマイカー乗り入れは禁止となっており、周辺の有料駐車場に車を止め、シャトルバスまたはタクシーでの移動となります。
我が家は帰宅時のバス待ち時間を考えて、いつも高山方面「平湯」にある「あかんだな駐車場」に止めています。
▼上高地までのアクセス方法▼
【上高地までのシャトルバス料金】
(2024年7月確認価格)
⇒あかんだな駐車場から:往復2,800円
⇒さわんど駐車場から:往復2,800円
※最新情報・詳細は上記公式サイト(青文字クリック)にてご確認ください。
【その他参考ページ】
※上高地散策マップや駐車場周辺案内など
⇒「松本市公式観光情報 新まつもと物語 上高地散策マップ」(PDF)
※高山・平湯温泉から上高地へのバス時刻表
⇒濃飛バス(高山・平湯温泉から上高地へ)
※松本方面さわんど駐車場から上高地へのバス時刻表
⇒アルピコ交通(さわんど駐車場~上高地シャトルバス)
行きのシャトルバスで降りる駅は、「上高地バスターミナル」の2つ手前の「大正池」をオススメします。
大正池から上高地バスターミナル近くの河童橋までは、歩くと1時間以上かかりますが、晴天時には見事な景色を見ることができます。(後ほど写真を紹介します)
歩くのが辛い場合は、大正池バス停から上高地バスターミナルまでバスで行くことも可能です。
【シャトルバス注意点】
- 帰宅時にバス乗車券購入で並ぶ必要のない、往復乗車券購入が便利でお得
- 往復乗車券は「駐車場から上高地バスターミナル」区間のみ
- あかんだな・さわんど駐車場から「大正池・帝国ホテル・上高地」の各停車駅までの片道料金は同じ
上高地の帰りに大正池に立ち寄り、大正池バス停から各駐車場行きのバスに乗るのは、始発駅の「上高地バスターミナル」で満車状態になっているので困難です。
その為、大正池を見たい方は、朝靄を見ることができる早朝の訪問をオススメします。
▼上高地▼
(グーグルマップ)
上高地への服装・持ち物は?
上高地の8月の気温は、最高気温が27℃前後、最低気温が11℃前後となっています。
今回、お盆の後半となる8月18日に行ったのですが、日中は半袖でも過ごせる気温で、平湯温泉にあるホテルでは、夜はエアコンなしの状態でも寝ることが出来ました。
ただし、上高地は標高1,500mなので、紫外線が強く降り注ぐため、昼間の日焼け防止対策は必須です。
また、山の天気は変わりやすいと言いますが、本当に急に大雨になることがあるので、最新の天気予報確認は必須です。
(我が家が訪れた日がまさに天候が午後から急変した日でした)
8月に上高地へ行った時の具体的な服装・持ち物は
- 靴底の厚いトレッキングシューズ
(砂利道が多いので、靴底が薄いと足が痛くなります) - 厚手の登山用靴下
(薄手の靴下は、靴連れの原因になりやすいです) - 両手が空くリュック
(チェストベルト・腰ベルト付がラク) - キャップではなく、つば広帽子
(あご紐付き)
※キャップは耳や首周りを日焼けします - 半袖Tシャツ
- 腕カバー
(日焼け・ケガ防止) - 綿タオルマフラー
(汗拭き・首の日焼け防止) - サングラス
(目の紫外線予防) - 日焼け止め
- ストレッチタイプの夏用ロングパンツ
(綿・麻混じり) - 熊よけ鈴
(熊がいます) - 合羽
(裏面総メッシュ)
※ウインドブレーカーとしても利用 - 折り畳み傘
- 常備薬一式
(頭痛&腹痛薬・消毒・絆創膏・虫刺され・虫よけなど) - 流せるティッシュ
- 除菌シート
(お手洗いに石鹸がないため) - 100円玉人数分を数枚
(トイレチップ用) - 携帯充電器
- スマホ
- お金
- 地図
- おやつ
- 飲み物
- 着替え
などです。
今回、午後3時頃から雨予報だったので、「合羽と折り畳み傘」は必須でした。
他にも、季節や個人で持ち物が変わると思いますので、上高地へ行かれる際は、ご自身に合ったモノを選んでくださいね。
※参考
⇒上高地公式ウェブサイト「上高地おすすめ服装ガイド」
(上記ページは、協賛会社なのか自社宣伝もあるようなので、あくまでも参考程度に。)
上高地「滞在時間」&「散策ルート」
上高地の「滞在時間」や「散策ルート」は人によって異なりますが、ハイキング目的の我が家の場合、
- 実際にどのくらい滞在していたのか
- どのようなルートで往復したのか
を具体的にお伝えします。
行きは家族3人で写真を撮ったり、途中休憩をしたりとかなりゆっくりなペースで進みましたが、明神池からの帰り道は、途中から天気が急変したこともあり、ほとんど休憩せずに急いで河童橋まで歩き続けました。
まずは、上高地のパンフレットに記載してある所要時間ではなく、写真撮影や途中休憩時間も含めた実際に往復にかかった時間とルートを紹介します。
みどりの枠内の時間は、次の目的地までの移動にかかった時間です。
あかんだな駐車場 発
※今回は少しだけ朝靄を見ることができましたが、大正池で朝靄を見たい場合は、もう少し早いバスがオススメです
バス約26分
大正池バス停 着
お手洗い
徒歩すぐ
大正池 着・発
見学40分程度
徒歩約25分
田代池・田代湿原 着・発
見学10分程度
「梓川コース」徒歩約20分
田代橋 着・発
お手洗い・休憩
橋を渡らず「梓川沿い」へ。徒歩約35分
河童橋 着・発
お手洗い・休憩
おやつ・お弁当購入
※当日現地にてお弁当購入希望の方は、10時半頃までの到着がオススメ
橋を渡らず「梓川左岸道」へ。徒歩約70分
※明神池から見て「左岸道」という意味。
※河童橋から見ると「右」の道
明神館 着・発
昼食(お弁当)・お手洗い
徒歩約5分
穂高神社奥宮 社務所 着
明神一之池 着・発
明神二之池 着
穂高神社奥宮 社務所 戻る
※我が家は明神橋は渡らず、帰りは梓川右岸道経由で河童橋へ
梓川右岸道 発
徒歩約70分
河童橋 着・発
お手洗い
徒歩約5分
上高地バスターミナル 着・発
※マイカーを止めた「あかんだな駐車場行き」のバス待ちの列へ
バス約26分
あかんだな駐車場 着
上記の通り、行きの「大正池~明神池まで」はゆっくりペース、帰りの「明神池~河童橋まで」は急ぎペースで、8時~17時の「9時間滞在」となりました。
(帰りのバス待ち時間が長いのは、急な大雨の影響もあります)
続いて、実際に歩いたルートを当日撮影した写真や現地へ行ったからこそ分かった情報を交えながら、具体的に紹介します。
初めて行かれる方は、良ければ旅行プランの参考にしてくださいね。
実際に行った当日の上高地の様子
ここからは、当日撮影した現地の写真を交えて、実際の散策ルートをお伝えしていきます。
あかんだな駐車場~大正池へ
宿泊したホテルから「あかんだな駐車場」へ移動。
上高地はマイカー規制があるので、シャトルバスに乗り換える必要があります。
バスの往復乗車券は前日に「平湯バスターミナル」にて購入済だったので、駐車場到着後、急いでシャトルバスのバス停へ。
前述しましたが、シャトルバス乗車券は、帰宅時に大混雑状態の「上高地バスターミナル」で並んで購入する必要がないように、はじめから「往復乗車券」を購入することをオススメします。
ちょうどシャトルバスが来ており、バスに乗って26分ほどで「大正池バス停」に到着しました。
上高地観光の出発地点となる大正池バス停前には、美しい星空を堪能できることでも有名な大正池ホテルがあります。
バス停から大正池ホテルを正面に見て、
- 左手に下りる階段:お手洗い
- 右手に下りる階段:大正池
へと続いています。
ここから先、「田代橋」までしばらくお手洗いがないので、まずは左手の階段を下りてお手洗いへ。
(各地での見学時間を入れると、次のお手洗いは1時間ほど先になります)
大正池のお手洗いに入る際、入り口に「100円」チップを入れる場所があります。
小銭がない場合は、大正池バス停に自販機があるので、そこでお茶などを購入して、100円玉の用意をしてからお手洗いへ。
大正池バス停にある大正池ホテルの右横にある階段を下りていくと、目の前に大正池が広がり、焼岳や穂高連峰などの絶景が見えてきます。
我が家が訪問した日の朝はすでに8時半頃でしたが、まだ朝もやが薄っすらと残っていました。
もっと朝もやを見たい場合は、7時台に到着するとさらに幻想的な写真を撮影できます。
(過去に7時半頃に到着した時は、もう少しもやがかかっていました)
青空をバックにした焼岳や穂高連峰などの山々が大正池に映り込み、無風だったので水面に波もたたず、本当に見事なリフレクション写真を撮影することができました。
その時の写真がこちらです。
この絶景を見るために、我が家は毎回上高地へ行くときには「上高地バスターミナル」の2つ手前の停留所「大正池」で降りています。
大正池バス停から河童橋近くにある最終停車駅「上高地バスターミナル」までは、途中休憩を除いて徒歩で1時間強かかります。
我が家の例でいうと、大正池や田代池などの見学時間を含めると、「大正池から河童橋まで」2時間ほどかかりました。
大正池の絶景をご存じない方は、途中下車することなく「上高地バスターミナル」までバスに乗車される方が多いのですが、体力のある方や時間に余裕のある方、風景写真好きの方は、ぜひ「大正池」でバスを降りて景色を堪能してくださいね。
大正池を左手に見ながら遊歩道に戻り、さらに先へ進むと、「焼岳の案内板」が出てきました。
ここからも焼岳がよく見えます。
かなり高さのある立ち枯れたカラマツがあり、こちらも記念に撮影。
大正池から最終目的地の明神池まではまだまだ時間がかかるので、田代湿原へと続く道へ戻ります。
大正池~田代湿原・田代池~田代橋へ
大正池~田代湿原・田代池
大正池から田代湿原・田代池へ向かう道中にクマの目撃情報の看板を発見!
これから向かう田代池・田代湿原付近で数日前にツキノワグマが目撃されたとのこと。
【クマの活動が活発な時間帯】
- 早朝
- 夕方
- 夜間
- 悪天候日
【クマに出会ったら】
- 写真撮影はしない
- ゆっくり静かに距離を取る
- 速やかにその場を離れる
※子グマ発見時は近くに母グマがいる可能性が高く、非常に危険!!
「熊よけの鈴」が鳴っていることを確認し、田代湿原・田代池へ歩を進めます。
上高地一帯には、100種類以上の鳥類が確認されているそうで、道中に上高地の鳥類に関する案内板がありました。
春から初夏にかけては、多くの鳥類を見ることが出来るようですが、今回は8月の後半だったこともあり、マガモは見かけましたが、他は気が付かず^^;
案内板を通り過ぎてしばらくすると、田代湿原が見えてきました。
この場所も、有名な撮影スポットとなっています。
右手にある遊歩道へ進むと、田代池があります。
こちらも人気の撮影スポットと言われているだけあり、田代池の透き通った色から青空までのグラデーション、太陽の光が水面に反射してキラキラときらめく様子が本当に綺麗!
スマホ撮影の写真では伝わりにくいかもしれませんが、しばし心を奪われ見惚れていました。
田代湿原や田代池で記念撮影をし、少し休憩。
時間は9時40分過ぎに。
大正池を出発してから40分ほど経過しました。
今回、15時頃から雨との予報が出ているので、最終目的地である「明神池」を14時前には折り返したいので、先へ急ぎます。
田代池・田代湿原~田代橋
田代池から田代橋へ向かうには
- 右手の「林間コース」
- 左手の「梓川コース」
の2コースがありますが、我が家は川沿いで風が吹き抜ける左手の「梓川コース」へ。
梓川からの景色を楽しみながら、20分ほど川沿いを歩いていると左手に田代橋が見えてきます。
田代橋近くにはホテルが数カ所あり、バス通りに近く「田代橋まで徒歩5分」のところにあるのが、口コミでも評価が高い「上高地帝国ホテル」。
田代橋を渡って右手に行くと、「上高地温泉ホテル」(楽天トラベルへ)と「上高地ルミエスタホテル」(楽天トラベルへ)が建っており、さらにその先には、日本アルプスを世界に紹介したイギリスの宣教師「ウェストン」を偲ぶ「ウェストン碑」があります。
今回は、我が家は田代橋を渡らず、右手の道へ。
(右手の道の方が日影が多いです)
田代橋~河童橋へ
田代橋を右手に進むとすぐにお手洗いがあるので、一旦トイレ休憩をして、そのまま「中之瀬園地」の梓川沿いの道へ。
しばらく歩くと途中の川沿いで再び素敵な景色が!
数年前に上高地へ来た時は、あまり天気に恵まれなかったのですが、今回は見事な青空が広がり、本当に嬉しい!
一通り記念撮影をして、次の目的地である「河童橋」へと急ぎます。
途中、右手に「上高地バスターミナル」が見えてきますが、帰りはそこからバスに乗って駐車場へ行くことになります。
河童橋から明神池へ
ついに河童橋が見えてきました。
河童橋を渡る手前に、「五千尺ホテル上高地」があり、その横には売店があります。
食事ができるお店もありましたが、明神池へ向かう時間が遅くなってしまうので、今回は売店でメンチカツとお弁当を購入。
ソフトクリームやわさびコロッケも売っていましたよ♪
細かい金額は忘れてしまいましたが、合計で3,600円支払いました。
(唐揚げ弁当680円位✕2、海苔弁1,340円位、メンチカツ300円位✕3だったかな?)
写真も撮り忘れましたが、メンチカツはかなり大きめで、結構満腹になります。
お弁当は、俵握りの大きめなおにぎりが3種類・お漬物・唐揚げ2つ・ゆで卵などが入った「唐揚げ弁当」と、鳥の照り焼き(?)・卵焼き・ふきのとうの茎の煮物などが入った「海苔弁当」が残っていました。
バスターミナルやホテルなど、他の場所でもお弁当の販売があるようですので、お好みのお弁当を見つけてみてくださいね。
ちなみに11時頃に我が家がお弁当を購入した時点で、残り一つとなってしまったので、お弁当購入希望の場合は、各店舗に早めに行かれることをオススメします。
(予約制のお店もあるので事前にネットで確認を)
空腹も満たされたので、河童橋からの眺めを記念撮影♪
ちょっと雲が増えてきました。
雨が降ってくる前に河童橋近くの「上高地バスターミナル」まで戻りたいので、先へ急ぎます。
河童橋から明神池へ向かうには
- 梓川左岸道
(河童橋を渡らない明神館経由、約50分) - 梓川右岸道
(河童橋を渡る岳沢湿原経由、約70分)
の2つの道がありますが、早めに明神池までたどり着きたかったのと、「明神館」でお弁当を食べたかったので、我が家は河童橋を渡らずに「梓川左岸道」へ。
河童橋から見て「右・左」ではなく、明神池からみての「右岸道」「左岸道」です。
先程紹介した時間は上高地パンフレットに載っている「目安の時間」なので、途中で休憩したり、記念撮影をする時間も含めると、20分程度は余分にかかると見ておくのが賢明です。
河童橋から「梓川左岸道」を歩き始めてすぐに「上高地ビジターセンター」が見えてきました。
こちらでは上高地の自然に関する展示や情報提供などが行われています。
※参考
⇒上高地ビジターセンター公式サイト
さらに進むと明神池までの案内がありました。
残り2.7km。まだまだ先は長いです(笑)
尚、「徳沢6.2㎞」というのは、槍ヶ岳・涸沢・奥穂高岳などを目指して本格的な登山をする方が宿泊されることが多い徳沢ヒュッテ方面への案内となります。
マイナスイオンを体いっぱいに浴びながら、しばらく黙々と歩いていると、ようやく明神岳が近づいてきました。
やっと「明神館」に到着!
すでに12時半を過ぎ、河童橋から約70分もかかってしまいました。
ちょっと途中の記念撮影や休憩が多すぎたかも(^^;
宿泊施設としても人気の「明神館」(楽天トラベルへ)には、食事・喫茶・売店もあります。
我が家はお弁当を買ってきたので、荷物を軽くするために、ここでお弁当を食べてしばらく休憩です。
自然の中なので色々と虫が寄ってきますが、帽子に付けていた虫よけの「おにやんまくん」をテーブルにおき、かつ、手でお弁当を守りながらお食事タイム。(笑)
正面には明神岳が見えます。
食事も終わり、お手洗いを済ませて、最終目的地の明神池へ向かいます。
雲が増えてきたので、天気予報よりも早く雨が降りそうです。
ちょっと急がなくては^^;
明神橋を渡ると
鳥居が見えてきます。
鳥居をくぐった右手には、日本アルプスを世界に紹介したイギリス人の宣教師ウェストンを案内した、アルプスの名ガイド「上條嘉門次」の碑があり、
左手には「嘉門次小屋」があります。
ここでは「イワナの塩焼き」が人気です。
軽食や飲み物もあります。
さらに進むと、正面に「穂高神社奥宮本殿」、
左手に「穂高神社奥宮社務所」が見えてきます。
「穂高神社奥宮本殿」のお参りを済ませてから、社務所受付にて拝観料500円を払い、明神池へ。
まずは「明神一之池」へ。
▼毎年10月8日に行われる穂高神社例大祭(明神池お船祭り)で使用される船
古くより穂髙大神が降臨されたと伝わる穂高岳。神聖なる「神降地」として信仰され、山の恩恵に感謝し山の安全を祈願する多くの人々が訪れています。
引用元:上高地公式ウェブサイト「穂高神社奥宮」
毎年10月8日には穂髙神社例大祭(明神池お船祭り)が行われます。
▼明神一之池 嶺宮遥拝所
正面に見える明神岳が御神体です。
ここも有名な撮影スポットになっており、参拝者は順番にお参りをして、思い思いに写真撮影をしたあと、明神二之池へと足を運びます。
明神一之池を出て右手に進むと、明神二之池が見えてきます。
上高地ハイキングの最終目的地に到着です。
時刻は13時50分頃。空を見上げると、やはり早めに雨が降りそうな雲行きです。
ここから上高地バスターミナルまで1時間以上かかるので、なんとか雨に降られる前に帰ろうと思い、早々に明神池を後にしました。
帰り道のハプニング
明神池から上高地バスターミナルまでは、「梓川左岸道」を通って帰る方が時間的に早かったのですが、せっかくなら、行きとは異なる道で帰ろうということで、いつも通り「梓川右岸道」を通って帰ることに。
途中までは、軽快に歩いていたのですが、途中からポツポツと雨が降り出してきました。
たいした雨ではなく、人も少なかったため、最初は折り畳み傘でしのいでいたのですが、しばらくするとバケツをひっくり返したような酷い土砂降りに^^;
帰り道の看板に、前日に熊の目撃があったという場所があり、悪天候のときや夕方になってくると、熊が出やすくなるという情報もあったので、急いで合羽を着て、ザックカバーも取り付け、熊よけの鈴だけは鳴るようにして、はやあしで上高地バスターミナルへ。
途中の小さな川にかかった橋が隠れそうなほど増水していたので、これは危ないと思い、とにかく先を急ぎました。
ようやく河童橋にたどり着いたのは天気予報で雨が降るかもしれないと予想されていた15時頃。
雨の降りはじめが少し早くなったようです。
上高地バスターミナルのお手洗いは混んでいるだろうと思い、河童橋近くにあるお手洗いに行き、バスターミナルへ向かって歩いていくと、河童橋を渡ってすぐに大行列ができていました。
始めは
「何の列だろう?」
と思ったのですが、嫌な予感がして並んでいる方に訪ねてみると
「さわんど駐車場行きのバス待ち列です」
との返事が。
バス待ちの列が、河童橋近くまで続いている光景は初めてみたので、もうビックリ!
私達家族は、「あかんだな駐車場」行きのバスに乗りたいため、どこまで列が続いているのかヒヤヒヤしながらバスターミナルへ向かいましたが、上高地バスターミナル前のお土産店のところが最後尾だったので、「さわんど駐車場行き」に比べたら、かなり少ない状態とは言え、すぐにバス待ち列に並びました。
急な雨で、観光をやめて帰宅しようとする人が殺到。
バケツを引っくり返したような土砂降りの雨の中、1時間半弱並んで、ようやくバスに乗ることができ、駐車場に到着したのは17時頃に。
無事に帰宅でき、今となっては土砂降りの雨も良い思い出となりましたが、山の天気は変わりやすいので、ホント気を付けないといけませんね。
上高地に行くなら、こまめな天気予報確認を!
今回の旅行は、ずっとお天気に振り回された旅行となりました。
初めは8月14・15日で白馬方面へハイキング予定でしたが、台風による悪天候でキャンセルに。
次に、8月16・17日は台風一過で晴れるかもと思い、予約を入れ直すも、雨予報となっていたので再びキャンセル。
さすがに今回の旅行は諦めようかと思ったのですが、旅行好きの夫はせっかくの長期休みにリフレッシュできないことが残念で仕方がない様子。
少し南に下がるとお天気が変わるかもと思い、天気予報で上高地や松本近辺を確認したところ、8月17・18日の午前中が晴れマークとなっていたため、空いているホテルがないか探したところ、1軒のみ空きがあったので、3度目の正直で予約しました。
17日の夜中に出発し、そのまま翌日早朝から上高地へ行く予定でしたが、天気予報を確認すると、また悪天候の予報に変わっており、上高地は17日は雨で18日が快晴との予報に。
そのため、旅行当日も急遽行き先を変更し、初日は晴れマークとなっていた松本市にある松本城や安曇野わさび農場へ行き、平湯温泉で一泊。
翌朝、早めに朝食を食べて急いでシャトルバスに乗って上高地散策をすることに。
結果的に、帰宅時以外は本当にお天気に恵まれ、自然の素晴らしさを改めて堪能することができた旅行となりホッとしました。
山岳地域への観光は、ホントお天気には要注意ですね(笑)
この記事がこれから初めて上高地に行かれる方にとって、少しでもお役に立てれば幸いです。
子連れ旅行にも最適なお料理がおいしいと人気の宿3選!
※ホテル名をクリックすると値引きクーポンが豊富な楽天トラベルに移動します