あなたは有村架純主演のNHKの朝ドラ「ひよっこ」を見たことはありますか?
「ひよっこ」のタイトルバックとなったのがミニチュアの世界なのですが、それを手掛けたのが「ミニチュアライフ展2」のクリエーター「田中達也」さん。
我が家は福井県にある福井市美術館にて開催された個展を初めて見に行ったのですが、実際に間近で観覧すると、あまりにも小さくて繊細な作りに、心底驚きました。
正直視力の悪い人は小さすぎてよく見えないかもしれませんが、拡大した写真も沢山展示されており、実物の展示作品は、
「ズーム画像の構成で、いかに楽しい世界を見つけられるか」
がポイントの展示会と感じました。
また、作品名が「おやじギャグ系?」と思わせるものがいくつもあり、夫も思わず笑みがこぼれる場面も。
毎年全国いろいろなところで「田中達也」さんの作品展示会が開催されているようです。
これから見に行かれる方もいらっしゃると思いますので、この記事では現地で撮影した写真の一部を紹介します。
遊び心が満載のミニチュアの世界をどうぞお楽しみください。
ミニチュアライフ展2の開催場所へ
我が家が行ったのは、福井県にある「福井市美術館(アートラボふくい)」という展示会場です。
せっかくなので2024年福井県での開催期間等を記録に残しておきます。
( 田中達也 見立ての世界 )
- 開催期間:2024年2月9日(金)~3月31日(日)
- 会場:福井市美術館[アートラボふくい]
- 駐車場:無料 250台
- 開館時間:9:00~17:15(入館は16:45まで)
- 休館日:2/13(火)、19(月)、26(月)、3/4(月)、11(月)、18(月)
- 特別開館日:3/21(木)、25(月)
- 観覧料
・当日券:一般1,200円、大学・高校生800円、小・中学生500円
※他の料金等、詳細は福井市公式ホームページにてご確認ください。
⇒福井市HP「MINIATURE LIFE展2 -田中達也 見立ての世界-」終了
⇒MINIATURE LIFE展2_作品リスト(PDF形式 277キロバイト)終了
毎年全国のいろいろなところで開催されているようなので、ご興味のある方は下記サイトを参考にしてお出かけください。
続いて、当日の現地の様子を写真を交えて紹介します。
ミニチュアの世界に惹き込まれる
福井市美術館入口で観覧料を払い、会場へ。
2階に辿り着くと、会場入り口には制作者「田中達也」プロフィールとブロッコリーの下でカメラを構えている姿の作品が。
ミニチュアの世界ということで、とにかく作品が小さいです(笑)
上の写真では、全くわからないと思うのでズーム写真を紹介します。
ブロッコリーの大きさが、野菜コーナーで実際に販売されているブロッコリーと同じ大きさなので、カメラを構えた人物がいかに小さいか、お分かりいただけると思います。
NHKの朝ドラ「ひよっこ」のタイトルバックでは、数多くの街並みや人の動きなどが撮影されていたので、気が遠くなるほどの途方もない作業量だったのではないかと推測します。
こんなに細かい作業は、老眼になりかかっている私にはとてもできません(^^;
会場を入ってすぐの所にミニチュア作品の中にもある「ボタンを葉に見たてた木」があり、
その周囲の壁面には、制作者が撮影した作品や実際のミニチュア作品が展示してありました。
ここから作品と作品名を一緒に紹介していきますので、「ネーミングセンス(おやじギャグ系?)」にも注目しながらミニチュアの世界をお楽しみください(*^^*)
▼行楽の秋より食欲の秋
「唐揚げ」が木になっていて、収穫作業真っ盛り!
▼臭かったので草刈った
ブラシが臭かったらしい……(笑)
臭いの「臭かった」と、草刈りの「草刈った」をかけたネーミングは完全に昭和のおやじギャグの域ですよね(^^;
▼時間がないので巻きでお願いします
壁面には、上の画像のようにミニチュア作品の写真が展示されており、全てではないですが、右下辺りに作品の実物の一部が展示されています。
ちなみに、持ち上げているのは本物の米粒同様の大きさです。
本当に小さい作品ですよね(>_<)
▼しばらくここで待ってクリップ
文房具用品でおなじみのダブルクリップを椅子にした作品。
人物の顔まで細かく作られており、中央の赤ちゃんの小さいこと!
▼オツカレーター
両側は三角定規で中央がホチキスの針!
もう小さすぎて、スマホでズーム撮影しないとよく見えません。
本当に手先がとても器用(゜゜)~
▼「綿棒なことになったぞ。。」
「街灯」は、お店で売っている、あの「綿棒」。
事故か故障でしょうか?パトカー出動で面倒なことになったようです。
なが~いタオルがありますが、
近寄って見ると
▼干されないように頑張れ
プールに飛び込むワンシーンの作品でした。
洗濯バサミよりはるかに小さい!
▼「ハブ ア ライストリップ!」
雲の中を飛んでいる飛行機ですが、周囲をよく見ると、なんと「米粒」です!
飛行機の小ささが、さらに際立って見えますね(*_*;
なぜか展示会場にトイレが…。
作品名を見ると理解できます。
▼「TOTOここまで来たか。。」
登山者の「とうとうここまで来たか!」をかけてます(笑)
他にも本当にたくさんの作品が展示されていましたが、このあたりでやめておきます。
残りの作品は、ぜひ各個展開催会場にて本物をご覧になってくださいね。
最後に撮影したのは、福井会場特別作品
▼ほくほく新幹線
2024年3月16日(土)に無事開通となった「北陸新幹線」ですが、ちょうど車で走っているときに開通前の新幹線駅「JR越前たけふ駅」を撮影したので、記念に載せておきます。
▼開通前の北陸新幹線「JR越前たけふ駅」
「ミニチュアライフ展2(福井)」の観覧後は、前日車中泊をした南条SAに併設している道の駅「南えちぜん山海里」にて「羽二重トースト」などのお土産を購入し、「三方五湖」へ立ち寄って帰宅しました。
我が家は中部圏内なので、福井県までは車で行ける範囲ですが、北陸への旅行が新幹線で行けるようになったので、関東県の方も旅行先候補として選択肢の一つに加えられてはいかがでしょうか。(*^^*)
▼北陸地域の観光本▼
ミニチュアライフ展2はズーム写真撮影で楽しもう!
今回の「ミニチュアライフ展2」では、実物と写真をあわせて全部で132点の作品が展示されていました。
ミニチュアの世界に興味のない方は、すっと見て通り過ぎてしまうだけになりそうですが、ミニチュア作品に興味がある私にとっては、とにかくズーム撮影してトリミングするのが本当に面白かったです!
ネーミングのギャグが令和を生きる若者にも通じるものかどうかわかりませんが、昭和のおやじギャグを知っている世代にとっては、思わずクスッと笑ってしまう作品名が多くあり、ミニチュアの世界をたっぷりと楽しませていただきました。
これから観覧される方は、少し薄暗いので、性能がある程度よく、ズーム撮影が綺麗にできるスマホやカメラを持参して、お楽しみください(*^^*)